学習効果についての質問
入学やコースについての質問
学習効果についての質問
せっかく英語を学ぶなら、出来る限り上達を目指したいもの。しかし、初めてだと「効果がないのでは?」「日本人講師と外国人講師、どっちがいいんだろう……」などと迷いがちですよね。そこでここでは、英会話教室の学習効率に関してよくある質問をまとめました。
英会話教室へ通う意味ってありますか?
英語を学びたいと思った時、誰もが考えるのが「英会話教室に通う」ということ。しかし、英会話教室に通っている人が全員ペラペラになっている訳ではないので、スクールに通っても意味がないと思うのは当然のことかもしれません。
とはいえ、本当にそうなのでしょうか? 今回はなぜ効果がないと感じられるのか、という理由も含め、英会話教室の効率的な活かし方などをご紹介していきましょう。
一体なぜ?効果がないと感じてしまう理由
一定期間高いお金を払って英会話教室に通ったにも拘わらず「全然上達しなかった!」と肩を落とした経験がある人も多いでしょう。
ですが、実はそこには明確な理由が存在していた可能性もあります。
では、一体なぜ効果を感じられなかったのでしょうか?
考えられる理由として、3つ見てみましょう。
英会話教室の質が悪かった
これは英会話教室に問題があるケースです。講師が英会話を教えるために充分な英語力、指導力を有していなかったり、用意されているカリキュラムの質が悪かったりして、思うように上達できないのですね。これはあまりにも料金が安すぎる教室や、開校して間もない個人経営の教室にありがちだと言われているため、注意しましょう。
通うだけで満足してしまった
元々自宅学習の習慣が身についていない人だと「スクールに通う」ということ自体が目的や義務になってしまい、それだけで勉強しているように勘違いしがち。中学や高校ではスクールに通う以上の時間学んだはずですが、結果はどうだったでしょうか? ただ授業を受けるだけで自主的に勉強しようと思わなければ、英語の上達は難しいのです。
学習量が足りなかった
英語を習得するには、一般的な社会人で(中学、高校英語の内容が頭に入っていることを前提とする)1,000時間程度必要だと言われています。しかし、英会話スクールは週に40分~50分程度のレッスンが1回、が目安のところが多いので、それだけでは全く足りないことが分かりますよね。どれほど良心的な英会話教室であっても、自主学習は必須だと思った方が良いでしょう。
効率的な学習には「英会話教室の捉え方」がポイント
では、効率よく英語を学ぶには一体どうすれば良いのか? というと、ポイントは「スクールを練習(アウトプット)の場と捉える」こと。
英会話教室での授業を真面目に聴くのは非常に大切なのですが、インプットを重視しすぎるとせっかくのスクールの強みが得られません。
スクール最大の魅力は様々な外国人や同じ教室に通う仲間たちとコミュニケーションを取れることですから、その環境を大いに活用しましょう。ある程度自宅で予習をして行き、教室へは話すことを目的に足を運ぶのがおすすめです。
英会話教室の効果をより高める方法は?
このように、英会話教室に行っても意味がない、と感じてしまう理由の多くは勉強に対する姿勢ややり方が関係している可能性が高い、ということが分かります。
そこで最後に、英会話教室の効果をより高める方法についてご紹介しましょう。
レッスン以外でも積極的に自主学習を行う
英会話教室に通いながら英語の上達を目指すのに、必要不可欠なのが「自宅学習」です。レッスンでの予習復習はもちろん、教わった内容を基に自分に必要なフレーズや単語などを考えて記憶しておき、スクールで実践するという形になれば理想的と言えるでしょう。
また、日本人が躓きやすいとされているのが「リスニング」。英語は日本語と全く発音が違いますから、洋楽や動画、映画などでよく使われる表現を確認したり、教材を繰り返し聞いて聞き取りが苦手な箇所をチェックしたりしてみてくださいね。
信頼できる英会話教室を選ぶ
英会話の上達には、スクールの質も大いに関係しています。しかし、同じように大手で教材やカリキュラムに凝っていても、人それぞれ向き不向きが出ることも。
例えば集中的に本気で英語を学びたいならコーチング形式、コミュニケーション重視ならアウトプットに力を入れている教室のグループレッスン、基礎からコツコツ上達したいなら初心者向け教室のマンツーマンレッスン……など、自分の目的や英語力をよく考え、適したスクールに出会いましょう。
また、自主学習のやりやすさもポイント。英会話教室によっては専用のアプリやソフトなどで自宅学習までサポートしてくれるので、そういった面を重視するのも良いかもしれません。
日本人講師と外国人講師、習うならどっち?
英会話教室への入会を考えた時、悩みがちなのが「日本人講師がいいのか、外国人講師がいいのか?」ということ。外国人講師の方が本格的な発音を学べそうですが、日本人の方が安心感はありますよね。
そこで今回は、双方のメリットやデメリットを踏まえた上で、講師選びのポイントをご紹介します。これから英会話教室に通おうと考えている方は、ぜひご参考ください。
日本人講師のメリットとデメリット
まず、日本人講師にはどのようなメリットがあるのかから見てみましょう。
メリット
- 意思の疎通がスムーズ
- 同じ日本人同士なので、こちらの意図や質問したい内容などを汲み取ってもらいやすいのが何よりのメリット。いざとなれば日本語でもやり取りできますから、英語力に自信がない方も安心です。
- 文法やフレーズの説明も日本人向けで分かりやすい
- 日本人講師もはじめはあなたと同じ立場で、母国語ではない英語を学習したはず。そのため、文法やフレーズの説明についても日本人に分かりやすいように配慮してくれることが多いのです。
- 苦手意識も細やかに理解してくれる
- 日本人は自主的に英語を話したり、聞き取ったりすることに苦手意識を抱きがちだと言われています。日本人講師ならそういった日本人ならではの緊張や不得手なフレーズなどを理解してくれますから、効率のよい学習が可能と言えるでしょう。
デメリット
- つい日本語を使ってしまい、上達に影響することも
- 一方で日本人講師相手だと、つい甘えてしまって日本語を使いがち、というデメリットも。上達に影響する恐れもあるので、なるべく英語を使う癖をつけましょう。
- 発音が本格的でない講師もいる
- 帰国子女ならまた勝手が変わるかもしれませんが、一般的に日本人講師は発音が本格的でないことも多いです。ネイティブ並みの発音を目指す人には不向きかもしれません。
- 質問内容によっては対応できない場合も
- 日本人講師は現地特有のフレーズや文化などに関して詳しくないこともあるので、質問全てに答えられるとは限りません。講師が知らない内容を質問してしまった場合には、返答を待たされる可能性もあります。
外国人講師のメリットとデメリット
外国人講師にも、日本人講師と同じようにメリットとデメリットが存在します。
メリット
- 話を聞くだけでリスニングのトレーニングになる
- 外国人講師の英語は本場の発音なので、相手の話を聞くだけでリスニングのトレーニングになります。本格的な発音を身に着けたいという人にはぴったりだと言えるでしょう。
- 外国人とコミュニケーションを取っている気分になれる
- 英語がある程度上達したら外国人と話してみたい、と思うものですが、日常ではなかなか機会がありませんよね。しかし、外国人講師を選べばレッスンに通うだけで外国人とコミュニケーションを取ることができます。
- 母国の文化やネイティブならではの表現を知れる
- 外国人講師は基本的に海外から日本へ来た方ですから、現地ならではの表現や母国の文化などにも精通しています。そのため、気の利いた切り返しや上級者向けの表現なども知ることができる可能性が。
デメリット
- ある程度英語力がないと、意思の疎通が難しい
- 外国人講師は日本語が不得手なことが多いため、初心者の方は意思の疎通が難しい場合があります。もちろん講師側も努力はしてくれますが、質問したくても言い方が分からない、といったジレンマを感じやすいと言えるでしょう。
- 文法指導が苦手なことも
- 外国人が文法を教えることは、日本人が国語を教えるのとほぼ同じです。日本語を話せてもみんながみんな国語を指導できるわけではないように、文法の説明が苦手な外国人講師も多いと言われています。
- 日本人的な感覚を理解できない恐れがある
- 国ごとに国民性というものが存在しますが、外国人講師の場合そういった日本人的な感覚を理解できず、質問しても「なぜそれを疑問に思うのだろう?」と首を傾げてしまうことがあるよう。逆に外国人的な価値観を知るには適しているかもしれません。
向き不向きがある!講師選びを失敗しないために
このように、日本人講師と外国人講師にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。では、講師選びを行う際にはどのようなポイントに気を付けるべきなのでしょうか?
日本人講師は初心者向け、外国人講師は上級者向け
一般的に、日本人講師は初心者向け、外国人講師は上級者向けであると言われています。日本人の方が基本的なコミュニケーションは取りやすいですから、英語力に自信がない方はまず日本人講師を頼り、しっかりと基礎を固めましょう。
レベルに応じて変更できるスクールも
最初に日本人講師で初めて、レベルアップしたら外国人講師に変更する、といったことが可能なスクールもあります。また、外国人講師が基本となっている初心者向けの英会話教室の場合、日本語が堪能な講師陣が揃っているので、レベルだけでなく最終的な目標も踏まえて考えてみてくださいね。
ダブルサポートもおすすめ
中には外国人講師と日本人講師、ダブルでサポートが受けられるスクールも存在します。これならそれぞれのメリットを大いに感じることができますから、幅広いレベルの方におすすめと言えるのではないでしょうか。
英会話教室の教材と市販の教材、何が違うんですか?
英会話教室では独自開発の教材が使用されている場合が多いですが、本屋さんへ行くと独学に向けた市販の教材も豊富ですよね。しかし、一体どう違うのでしょうか?
昨今では市販の教材を用いるスクールもあるということで、今回はどちらが効率的なのか、学習効果はどうかなど、その秘密に迫りました!
市販の教材は英会話学習に向かない?
英語を独学で勉強したい人に向けて作られている「英会話教材」。しかし、実際には効果がない、独学には向かないという声もあります。一体なぜなのでしょうか?
理由1リスニングメインで、文法や成り立ちを詳しく学べない
市販の英会話教材は、一般的にリスニングを主体としたものが多いとされています。つまり、英語を「聞き取る」能力を伸ばす目的で使用するのであればある程度の効果が見込めますが、単語や文法などを詳しく学べないので、実用的な英語が身につかない恐れがあるのです。
理由2アウトプットができない
市販の教材は、基本的にCDやテキストに向き合うだけで「得た知識を活かす」という場がありません。英語の習得には積極的にアウトプットを行うことが重要とされていますから、市販の教材だけで充分なレベルに達するのはかなり難しいと言えるでしょう。
市販の教材で学べることは、英会話教室でも可能です。しかもアウトプットの場も設けられているため、特に英語に苦手意識のある初心者の方はスクールに通った方が効率的なのではないでしょうか。
英会話力を伸ばすならスクール+自己学習が最適
では、英語を習得するのに最も適した方法は何か? というと「英会話教室に通いながら自宅でも学習を行う」こと。理由としては以下の通りです。
英会話教室の教材は、学習を継続できるよう工夫が凝らされている
独自開発の教材を使用している英会話教室の場合、世界的に語学研修で用いられている内容であったり、ドラマ仕立てであったり、専用のアプリがあったりと、飽きずに楽しく学べるよう様々な工夫が凝らされています。市販の教材を使うスクールであっても、それを上手く活用しながらレッスンが行われるため、独学よりも効率的です。
スクールに通うだけでは、英語の習得が難しい
とはいえ、スクールに通うだけで満足してしまうのはNG。週に1度、40分~50分程度のレッスンを受けるだけでは、一般的に英語習得に必要とされる時間には到底届きません。本気で習得を目指すなら予習復習をはじめ、自宅での学習も取り入れましょう。
自己学習のサポートに力を入れているスクールも
スクールによってはスケジュールまで管理してくれる「コーチング形式」を採用していたり、オンラインレッスンや通勤、通学時のスキマ時間を利用して勉強できるツールがあったりと、自己学習に力を入れていることも。自分ではなかなかやる気が出ない、という方は、そういったスクールを選ぶのもおすすめです。
教材の良し悪しを見極める3つのポイント
英会話教室を選ぶ際には、どのような教材が使用されているか? も重要なポイントです。相性が大事な面もありますが、一般的には以下のような点を確認した方が良いと言われています。
その1自分が学びたい分野に適した内容か
例えば海外旅行に関する例文が多い、ビジネス英会話に特化している……など、自分が学びたい内容がしっかり入っているかを確認しましょう。イラストが豊富で華やか、文字が大きくて見やすそうなども魅力に感じがちですが、大切なのは中身なのです。
その2自宅学習できるツールがあるか
自宅で復習できるCDやDVDが付いていたり、練習問題を解くことができたり、自己学習に最適なツールがあるかも非常に重要です。オンラインレッスンや専用アプリの場合、空き時間を利用しやすいか、どの程度の時間で終えられるかなども見ておくと良いでしょう。
その3買い替え制度はどうなっているか
教材はレベルや目的に応じて必要な内容が変わって来るので、入会時に購入して終わり、ではありません。一般的にはクラス、レベルを変更する時、一定期間ごとなど買い替え時期がある程度決まっているようですから、その点についても確認するのが良いでしょう。
英会話の教材は、高いから効果がある、安いから効果がないとは限りません。人それぞれ向き不向きがありますし、本人がやる気を出しやすいかどうかが一番のポイントなので、興味が持てる内容なのか、自己学習を続けられそうかなど、様々な視点から吟味してくださいね。
英語が全然話せないですが、それでも教室に通っても大丈夫?
英語が全くできないけれど、英会話教室へ通って身につくのか心配……そんな不安を抱く人も多いですよね。スクールによっては外国人講師が英語オンリーで教えてくれるというところもありますが、分からないところを聞きたい時も英語を使わなければならないため、意思の疎通が難しいことも。
そんな心配症のみなさまのために、ここでは話せなくてもスクールへ通ってOKなのかを解説します。不安に思われる方は、ぜひチェックしてくださいね。
意外!?スクールに通っても英語は話せない
結論から言えば、全くの初心者であっても、むしろ初心者だからこそ、本気で英語を学びたいなら英会話教室へ行くのがおすすめです。
ただ、押さえておきたいのが「スクールに通うだけで英語を話せるようになるわけではない」ということ。英会話教室は通うだけでもかなりのお金がかかるのに、一体なぜ? と思ってしまいますよね。
なぜかといえば、日本人の英語習得に必要な時間は一般的に1,000時間(中高の内容が頭に入っていなければ2,000時間)程度と言われているから。つまり、週に1度40分~50分ほどのレッスンを受けるだけでは到底たどり着けないのです。
にも拘わらず、初心者が英語を話せるようになるためには英会話教室に通うべきとされるのはどうしてか、次の項でご説明しましょう。
慣れが重要!スクールに通う意味
初心者だからこそ英会話教室に通うべきとされる理由は、スクールには独学にはないたくさんの魅力があるからだと言えます。では、英会話教室の意義について見てみましょう。
英会話教室の意味
- 英語を話す、ということに対する苦手意識をなくす
- 日本人の多くは、そもそも不慣れな状態で英語を話すことを恥ずかしい、と感じやすいと言われています。しかし、英語の習得のためには喋る練習も必要ですから、まずは自分のレベルを知る講師や仲間たちとコミュニケーションを取り、苦手意識の改善を目指せるというのが英会話教室の大きな醍醐味なのではないでしょうか。
- 専門家の指導のもと、アウトプットのトレーニングを行える
- 独学では、アウトプットの機会を上手く持つことができません。その点、スクールではたくさんの外国人や日本人と英語で話せますし、英語指導のプロフェッショナルのもとで学べるので、より実践的なトレーニングが可能です。
- オリジナル教材やカリキュラムがある
- 英会話教室は、一般的に独自のメソッドやカリキュラム、オリジナル教材などが用意されています。それぞれのレベルや向き不向きに合わせた効率のよい学習ができますから、自分だけで学ぶより短期間での上達が期待できるのです。
スクールを効果的に活用する方法
このように、英語を本気で学ぶためには、英会話教室で専門家に教わるのが一番だということが分かりました。しかし、最初にご紹介した通りスクールに通うだけで英語を習得するのは非常に難しいことです。
必ず自主学習を合わせて行う
英会話学習のポイントは「スクールに通いつつ、レッスンに自主学習をプラスする」こと。毎週の予習復習はもちろん、教材やアプリなども活かしながらリスニングやアウトプットなどのトレーニングを行いましょう。
また、海外旅行をもっと楽しみたい、ビジネスに活用したいなど具体的な目標がある場合は、自分にとって必要と思われる単語やフレーズなどから記憶するのがコツ。実際に使える場を想像できれば、学習へのモチベーションもアップするはずです。
講師が日本人なら、マンツーマンレッスンを選ぶ
初心者の方におすすめなのは、日本人講師と1対1で学べる「マンツーマンレッスン」。費用はやや割高ですが、その分より丁寧な指導が受けられますし、スクールによっては個々の目標に合わせたオリジナルレッスンが可能です。
周りの眼が気になって上手く発言できなかったり、的外れな質問をしてしまわないかと臆病になったりしがちな方は、最初のうちはグループレッスンは選ばずに、ある程度レベルが上がってから選択すると良いでしょう。
文法にこだわらず、会話を楽しむ
初心者のうちは「意味がちゃんと通るか」に注視してしまいがちですが、細かい文法を気にするより、怖がらずにアウトプットできるようになることの方が大事です。まずは英語を話すことは楽しい、と感じられるよう、簡単な自己紹介からマスターしてくださいね。
英会話の習得に、最初のレベルは関係ありません。大切なのは「スクールを上手く活用できるか」「自主学習も熱心に行えるか」「それを継続できるか」です。なりたい自分になれるよう、ぜひはじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
グループレッスンとマンツーマンレッスン、どちらが効果的ですか?
英会話教室のレッスン形態には、「グループレッスン」と「マンツーマンレッスン」の2パターンがあります。そのため、いざ英会話スクールへ通おうと思っても、どちらが自分に合っているのだろう……? と迷ってしまいますよね。
そこでここでは「グループレッスン」と「マンツーマンレッスン」の違いについて、メリットやデメリットを踏まえ、詳しく解説致しましょう。
マンツーマンとグループレッスンって、何が違うの?
まず、マンツーマンレッスンとグループレッスンの大きな違いは「レッスンを受ける人数」です。
マンツーマンレッスンの特徴
マンツーマンレッスンは、講師1人に対して生徒1人、というのが基本形態。他の生徒の眼がないので初心者の方でも気兼ねせず質問や相談をしやすく、講師とより親しいコミュニケーションを取ることができます。昨今では、プライベート(自主学習)のスケジュールまで管理してくれる「コーチング形式」も人気。
グループレッスンの特徴
グループレッスンは、講師1人が複数の生徒を受け持つ、というのが特徴。生徒の人数は2人~10人前後まで様々で、少人数形式の場合はそれぞれが発言しやすい、大人数の場合は学校のような雰囲気で多くの人とコミュニケーションを取れる、といった魅力があります。グループレッスンを希望する際は、どの程度の人数が上限となっているか確認すると良いでしょう。
マンツーマンorグループのメリット・デメリット
では、マンツーマンレッスンとグループレッスン、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
マンツーマンレッスンのメリット
- アウトプットの時間が長い
- レッスンのカスタマイズが可能
- 質問や疑問などがあればすぐに対応してもらえる
- コーチング形式なら、短期間で集中的に学べる
マンツーマンレッスンのデメリット
- 比較対象がおらず、モチベーションを保ちにくいことも
- 費用が高め
- 準備不足だとレッスン内容が不十分になる恐れも
マンツーマンレッスンの場合、最大のメリットは「アウトプットの時間が長い」こと。グループレッスンだと自分が発言できるタイミングを図らねばならないところもありますが、マンツーマンレッスンは1人のために指導されるため、特に初心者の方でも臆せず英語を話しやすい環境となります。
レッスン内容も個々に対応してもらえることが多いですし、コーチング形式を選べば短期間で大幅なレベルアップを目指せる可能性も。ただし、費用が比較的高くなりやすい点、比較対象がいないとモチベーションを保ちにくい人や、具体的な目標や受けたいレッスンがない人には不向きな点などには注意が必要です。
グループレッスンのメリット
- 自分のレベルやスキルを客観視しやすい
- たくさんの人とコミュニケーションを取れる
- 切磋琢磨できるので、モチベーションを保ちやすい
- 費用が比較的安い
グループレッスンのデメリット
- ある程度の英語力やコミュニケーション力がなければ発言が難しい
- レッスンをカスタマイズできない
- 疑問があってもその場で質問しにくい
対するグループレッスンは、マンツーマンに比べてたくさんの人とコミュニケーションを取れる上、比較対象があるので切磋琢磨しつつ自分のレベルやスキルなどを冷静に分析しやすいのが魅力。費用も安めに設定されていることが多いため、とりあえずレッスンを受けてみたい、という方にもおすすめです。
ただし、クラスによっては大人数になりますから、ある程度コミュニケーション能力や英語力に自信がある人でなければ発言できずに終わってしまう恐れも。レッスン内容のカスタマイズも難しいため、具体的な目標に向けて集中的に学びたい人にも不向きと言えるでしょう。
人それぞれ適した形がある!まずは体験レッスンを
このように、マンツーマンレッスンとグループレッスンにはそれぞれに様々なメリットとデメリットが存在します。人によってはメリットとなることが、自分にとってはデメリットとなる恐れもあるので、慎重に決めたいところですね。
そこでおすすめなのが、多くの英会話教室に用意されている「体験レッスンを受けてみる」こと。契約前にそのスクールのレッスンの雰囲気を確認すれば、対応レベルや講師の指導の仕方などが分かるはずです。
また、例えば「マンツーマンレッスンで基礎をじっくり学び、英会話カフェで多くの人とのコミュニケーションを楽しむ」「他者との交流や切磋琢磨を重視してグループレッスンを選び、オンラインレッスンやアプリで自主学習に力を入れる」など、双方のデメリットを他の方法で補うやり方もあります。
英会話教室選びは英語の習得には非常に影響してきますから、石橋はしっかりと叩いて、目標という名の向こう岸に渡れるよう吟味してくださいね。
入学やコースについての質問
「入学を決断するとき、英会話教室のどんなところを確認したらいいの?」「スクールにはたくさんコースがあるけれど、どれを選んだらいいか分からない……」など、初めてスクールに通う際には様々な疑問が湧きやすいですよね。そこで今回は、英会話教室の入学やコースに関するよくある質問を集めました。
自分に合う英会話教室はどうやって見極めたらいいですか?
英会話教室に通いたい、という気持ちはあっても、選択肢がありすぎてどこがいいのか分からない! なんて人も多いのではないでしょうか。確かにそれぞれに特徴が違いますから、自分に合ったスクールを選びたいものですよね。
そこで今回は、英会話教室の正しい選び方について、覚えておきたいポイントを詳しくご紹介していきましょう!
英会話教室を決めるまでの流れって?
自分に合った英会話教室と出会うためには、とにかく焦りは禁物。まずはネットやパンフレットなどで複数のスクールを比較し、それぞれにどのような特徴があるか見極めましょう。
英会話教室を決めるまでの流れ
- その1 気になる英会話教室の情報を集める
- まず、様々な英会話教室の情報を集めましょう。大手だけでなく、最寄り駅や自宅近くに中小規模のスクールがあれば、そちらも検討してみるのがおすすめです。基本的にはそれぞれ独自のメソッドやプログラム、教材などを用いているため、費用と比較しながら無理なく学べそうなところか確認します。
- その2 特に魅力を感じたスクールの体験レッスンを受けてみる
- 特に魅力を感じたスクールがあれば、体験レッスンを受けてみるのが良いでしょう。無料で利用できる場合も多く、英会話教室の雰囲気や講師の質などを確かめることが可能です。
- その3 受講料やシステムなどに納得できれば契約
- 最終的に受講料や予約、キャンセルなどのシステムなどに納得できれば、契約する運びとなります。月謝制のところもあればコースの総額が決まっているパターンもありますが、いずれにしろ無理なく支払えるかどうか考えてくださいね。
ココをおさえて!英会話教室を選ぶ基準とは
では、自分に合った英会話教室かどうかを見定めるには、一体どのようなポイントがあるのでしょうか?
英会話教室で確認したいポイント
- 独自の学習メソッドが存在するか、また自分に向いていそうか
- 興味のありそうなコースはあるか
- 教材はオリジナルか
- 講師の質は?(採用条件は厳しいか)
- レッスン形式や料金システムなどの確認
- カウンセラーの有無をはじめとしたサポート体制
- 教室の雰囲気や立地的に通いやすそうか
特に学習メソッドはアウトプットに力を入れているタイプや、リスニングやリーディング力も合わせて伸ばそうとするタイプ、文法の精度を重視するタイプなど様々なパターンがあるので、自分の英語レベルや到達点などを鑑みて選ぶことが重要です。
また、英会話教室によっては料理やワインなどの趣味を楽しみながら英語を学べるコースがあったり、マンツーマンレッスンのみしか選べなかったり、外国人講師のみ、逆に外国人講師と日本人講師のダブルサポートだったり、女性限定だったりと明確な個性が存在することも。
特に初心者の方には日本人講師とのマンツーマンレッスンがおすすめとされていますが、費用は比較的高くなる傾向がありますから、慎重に検討しましょう。
無料体験レッスンでのチェック項目
ここまで確認できたら、いよいよ無料体験レッスンへの参加です。体験レッスンはいわば本格的に契約を検討する場ですから、教室の雰囲気だけでなく具体的な内容についてもチェックしてみましょう。
無理な勧誘がなく、対応が丁寧か
まず、スタッフさんの対応が丁寧で、無理な勧誘や押し売りなどがないか。せっかく体験レッスンに参加したし……と、その場の雰囲気に流されて契約する必要はありません。出来れば初回カウンセリングの際、英語に対する苦手意識や今後どうなりたいかなどを親身になって聴いてくれるスタッフさんがいると良いでしょう。
講師は話しやすそうか
もちろん人によりますが、講師を1人見ればその英会話教室がどの程度のレベルを採用基準としているか見えてくる部分もあります。質問にきちんと答えてくれるか、指摘は的確か、気さくで優しさがあるかなど、出来る限り積極的に会話して確認してみましょう。
中途解約や全額返金保証に対応しているか
意外と揉めがちなのが、途中で解約しなければならなくなった場合の返金保証。一度コースに加入したら中途解約できない、全額返金に対応していないなどの記載がないか、契約書もしっかり確認しましょう。
また、全国外国語教育振興協会に加盟している、学習サービスに関する国際規格を取得しているなど、第三者機関に認められているという証明があればより一層信頼度はアップします。
予約のしやすさやキャンセル時の対応なども重要なポイントですから「教室がオシャレ」「みんな優しそう」といった雰囲気だけで決めるのではなく、正しい選び方を押さえ、後悔しない英会話教室を見つけてくださいね。
英会話教室にはコースがたくさんあります。どれを選んだらいいかわかりません。
英会話教室ごとに様々な特色がある「コース」。英語を身につけて、どんな自分になりたいのか……それを想像するだけで、本来は自ずと受講すべきコースが見えてくるはず。
しかし、なんとなく「英語を話せるようになりたい」という将来像の場合、やはり迷ってしまうもの。そこでここでは、英会話教室ごとに設けられているコースやなぜコース選びが重要なのかを解説していきます。
初心者向けもある?各英会話教室のコ-スを紹介
まず、代表的な英会話教室のコースを大まかにまとめてみました。大手から個性派まで、こうして見るとやはりそれぞれに工夫されていますね。
英会話教室リンゲージのコース
- 基礎から学ぶ英会話初級者コース
- 日常英会話コース
- ビジネス英語コース
- 高校生英会話コース(受験対策向け)
ECC外語学院のコース
- ENVISION(日常英会話コース)
- 中上級者向け英会話コース
- ビジネス英会話コース
- パワーイングリッシュコース
- フリータイムレッスン
- マンツーマンレッスン
- プラチナサロン
- TOEIC®L&R TEST対策コース
- TOEFL®TEST対策コース
- 英検®4技能総合対策コース
- 英検®直前対策コース
日米英語学院のコース
- 英会話コース
- ビジネス英語コース
- 留学コース
- 英検®コース
- TOEIC®テストコース
- TOEFL®テストコース
英会話イーオンのコース
- 日常英会話
- ビジネス英会話
- TOEIC® L&Rテスト対策
- トラベル英会話
- 海外留学&ホームステイ準備
ベルリッツのコース
- 仕事・ビジネス向けコース
- 日常会話 初級者コース
- 日常会話 中・上級者コース
- TOEIC® L&R TEST、TOEIC® S&W TESTS対策
bわたしの英会話のコース
- 超初心者脱出プラン
- 初心者プラン
- 日常会話プラン
- tea timeプラン(昼間に通える月謝コース)
- b is for businessプラン(ビジネス英会話向け)
- b is for interviewプラン(就職、転職の面接対策に)
- b is for TOEICプラン
- 中高年者向けプラン
- b is for Inboundプラン
社会人向けのコースとしては、日常英会話はもちろんビジネス英会話、TOEICなどの試験対策などに特化したものがよく目につきます。最終的には仕事に活用したい、という気持ちがある方にはおすすめですが、ビジネス英会話はハイレベルなことも多いですから、初心者の方は日常英会話から始めるのが良いでしょう。
コース選びは重要!目的にあったものがあるか確認しよう
英会話教室におけるコース選びは、モチベーションを保つ上で非常に大切。以下のポイントに注意して、自分に合ったコースがあるか確認しましょう。
その1日本人講師か、外国人講師か
まず、担当するのが日本人講師か外国人講師か、というのは非常に重要です。前者は意思の疎通がしやすいので初心者向きとされていますし、後者は本格的な発音で指導が受けられるのがメリット。教室によってはダブルサポートの場合もありますから、その点はしっかり見ておきましょう。
その2マンツーマンか、グループレッスンか
1対1のレッスンか、複数人でのレッスンかも重要なポイント。グループレッスンは2人~10人前後まで人数も幅広いので、初心者の場合は少人数制を選ぶのがおすすめです。
その3固定制か、予約制か
毎週決まった曜日&時間に通う固定制と、その都度予定を入れる予約制。予約制の方が自由はありますが、固定制の方がスケジュールをいちいち確認する必要がないので簡単な面も。また、スクールによっては「開かれているクラスならどこでも参加できる」形式の予約制も存在しますから、その場合は興味のある内容の授業があるか見てみてくださいね。
その4レベルや内容は向いているか
英会話教室はレベルに応じてある程度のクラス分けがされていることが多いですが、内容に関しては千差万別です。ビジネス英会話を学びたいと思っていたけれど、そもそも就職や転職のために英語をやるつもりだったから、まずはTOEICのスコアアップから目指す方がいいのかも……といった風に、本当に自分が英語に求めているものは何なのか、よく考えてみましょう。
無料体験に行くと、すごく勧誘されるんじゃないか不安です。
多くの英会話教室では、契約前に「無料体験レッスン」を体験することができます。しかし、それを利用すると強引に勧誘されるのではないか、ちょっと不安な面も……。そこでここでは、勧誘されたときの断り方のほか、無料体験レッスンの流れ、体験時に確認しておきたいチェックポイントなどを詳しくご紹介します。
どのくらいかかる?無料体験レッスンの流れ
まず、英会話教室の無料体験レッスンとは一般的にどのような流れで行われるものなのかを見てみましょう。
予約~当日まで
1.日程を調整し、電話やメールなどで予約をする
2.折り返し連絡が来たら、基本的には予約完了(日程的に難しい場合は都合を合わせる)
当日
1.時間通りに英会話教室へ足を運び、受付を済ませる
2.事前のカウンセリング&レベルチェック
大抵は受講前にスタッフさんによるカウンセリングが行われます。料金体系や予約などについての説明はもちろん、その後のレベルチェックでは向いているコースに関しても確認されますから、初心者の方がいきなりハイレベルな体験レッスンに案内される心配はありません。時間的にはカウンセリングが10~30分、レベルチェックが30分前後のところが多いよう。
3.無料体験レッスン
レベルチェックが終わったら、いよいよ無料体験レッスンです。スクールによってはこの時間に合わせてレベルチェックが行われることもありますが、基本的には実際のレッスン時間に合わせて講師とやり取りを行います。時間的には40分~60分程度と考えておくと良いでしょう。
4.アフターカウンセリング
無料体験レッスンによって分かったあなたの長所や短所、伸ばすべき箇所などについてのアドバイスが行われ、教室についての詳しい説明も合わせてされることが多いようです。時間はスクールによりますが、最大60分程度と思っておくと安心。
自分に合ってる?体験レッスンのチェックポイント
このように、無料体験レッスンは無料でありながらしっかりと時間をかけて行われるのが一般的です。そのため「ここまでしてもらったから……」と流されてしまいがちですが、以下のポイントをしっかりチェックし、自分に合っている教室か見極めましょう。
雰囲気が自分の目的と合致しているか
例えばオシャレでカジュアルな雰囲気であったり、清潔感のある教室で集中して勉強ができそうだったり、スクールの魅力は様々です。自分が英語を学ぶ目的をよく考え、その場に馴染めるかどうか見てみましょう。
講師の質、授業内容はどうか
日本人講師なのか外国人講師なのか、という問題もありますが、例えば自分の不慣れな英語や質問でも聞き取ろうと努力してくれるか、こちらが楽しめるように、あるいは真剣に学べるよう授業内容を工夫してくれているかなど、講師の指導力や親しみやすさなども重要なポイントです。また、授業内容がレベルに合っているか(簡単すぎる、逆にハードルが高すぎるなど)も確認してみてください。
料金や予約、キャンセルシステムなどに納得できるか
最後に、料金がネットで確認したものから大きく離れていないか、ポイント制の場合、使いきれない分はどうなるか、予約はしやすそうか、逆にキャンセルした場合に振替制度はあるかなど、システム的に納得できない箇所がないかを見ます。キャンセルや休会、中途解約などはしなければいいと楽観的に考えがちですが、誰にでもあり得ることですから、万が一の対応策はあった方が安心でしょう。
もし勧誘されたら?断り方を見ておこう
勧誘があるとすれば、一般的には最後のアフターカウンセリングの時に行われることが多いです。しかし、初めてだと親切そうに見えて何が勧誘なのか分からないこともあるでしょうから、まずはありがちな文句をご紹介しましょう。
勧誘にありがちな文句
「即決すれば割引ができますよ」
「このコースも一緒に契約すれば○○円オトク」
「ポイントはまとめ買いするほど安くなります」
「ローンが利用できるので、月々の料金は良心的です」
そもそも即決しなければ割引ができない、という時点で良心的ではありませんし、必要ないコースの入会や高額なポイントのまとめ買いを薦めてくる(総額数十万円になることも)スクールも信頼度が低いと考えて良いでしょう。また、高額なコースの場合はローンを組む方法も確かにあるのですが、それをあたかも良心的かのように説明する英会話教室も要注意。
どうやって断ればいい?
しかし、このような勧誘を受けても「それって勧誘ですよね?」「帰ります!」と思いきり突き放せる人はなかなかいません。では、どのような言葉で断れば良いのか見てみましょう。
- 「もう少し考えさせてください」
- 最も当たり障りなく断るならこれ。ただし、この言い方だと強引な勧誘は避けられない恐れがあります。相手が畳みかけられないよう、キッパリと言うのがポイント。
- 「意外と料金が厳しいようなので、いったん考えます」
- 改めて料金を見て物怖じしてしまった、と言う方法。無料でレッスンを受けた手前心苦しいかもしれませんが、お金がない人を無理に誘うということはありませんから、ほぼ間違いなく諦めてくれるでしょう。
- 「他の教室も検討しているので」
- 英会話教室は、いくつか比較検討するのが一般的です。その場でここはちょっと……と違和感を覚えた場合は、素直に他の教室も検討していると言いましょう。余程しつこい、もしくは不快な態度を取られたのであれば「別の教室にしようと思います」と言い切るのも手。
このように様々な断り文句がありますが、基本的には「いったん帰って考えさせてください」と言うのがおすすめ。良心的でないスクールの場合、料金が厳しい、もしくは他のスクールを検討していると話したらあからさまに嫌な顔をされたという話もあるため、自分も不快な気持ちにならないよう、毅然とした態度で臨みましょう。
英会話教室はクーリングオフできますか?
英会話教室へ辞めたいことを申し出たところ、「解約はできますが、返金はできません」「辞めること自体、断られた」など解約に関するトラブルは様々と聞きます。そう聞くと「辞めたいと思っても、納得できる結果にはならないのかな……?」と心配になってしまいますよね。そこでここでは、英会話教室に返金を求める方法について詳しく解説していきます。
返金の方法は、大きく分けて2つある!
英会話教室のコースを辞めたい場合、返金方法は大きく分けて2つあります。それが「クーリングオフ」と「中途解約」です。もちろん素直に応じてくれるスクールなら良いのですが、法律上は次のように定められているため、曖昧に濁された場合は以下の方法で手続きを行いましょう。
クーリングオフ
商品の返品と同じように「一定の期間内であれば契約自体を無効にできる」制度です。ただし、英会話教室においては契約期間2ヶ月、及び契約金額5万円を超えるものとされているため、基本的に月謝制だと利用できないと思って良いでしょう。また、契約書を受け取った日から8日間(当日を含む)という適用期限に注意。条件に当てはまるのであれば、教材に関しても返金されます。
中途解約
中途解約の場合もクーリングオフと同じく契約期間2ヶ月、及び契約金額5万円を超えるもの、という基準は変わりませんが、上記の8日間が経過しても契約期間中ならば適用されます。ただし、解約手数料(特定商取引法により受講前で1万5,000円、受講中でこれまでかかった授業料+5万円もしくは契約残額の20%のいずれか安い方と規定)がかかる英会話教室がほとんどなので、その点には注意が必要です。
手続き方法としては「内容証明郵便」で「契約解除通知書」を送るのが一般的です。指定の型に基づき、以下の内容を記載しましょう。
- 契約年月日
- 契約コース名
- 契約金額
- 返金期限
- 日付
- 差出人の住所氏名
- 受取人の住所氏名
※詳しい規定に関しては以下を参照のこと。
https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/use.html
(引用元:日本郵便公式サイト)
応じてもらえない場合は?慌てず取りたい行動
上記の通りクーリングオフや中途解約を行いたい場合は、一定の条件を満たせば解除が可能です。こういった手続きが不安な方は、ほぼ返金が必要ない月謝制(ポイント前払いのスクールを除く)を選ぶと良いでしょう。
ただし、内容証明郵便に対してスクールがきちんと対処してくれるかどうかは分かりません。万が一悪徳業者に当たると、それも無視されてしまう恐れが。そういった時には慌てず、以下の行動をとってくださいね。
業者の対応に問題はなかったか考える
そういった業者は、他の部分でも生徒に対して誠実な対応を行っていないことが多いので、以下のような問題がなかったかを確認します。
- ローンを無理に組まされた
- 事前説明と規約の内容に異なる点がある
- 契約書が発行されていない
- 「〇か月で絶対にTOEIC〇点アップ!」など、断定的な言葉で勧誘をされた
- クーリングオフや中途解約ができないよう邪魔をされた
証拠を集める
いずれかに該当するのであれば、証拠を集めます。念のため、今から受講される方は以下のようなものを残しておくと安心です。
- 契約書やパンフレット、利用規約などの書面
- 料金の詳細や返金制度が記載された広告やスクリーンショット
- 業者との詳しいやり取りが分かるメール
- 講師やスタッフの発言を録音したデータ
証拠は多ければ多いほど返金される可能性が高くなりますから、出来る限りたくさん探してみてください。
頼りになる専門機関3つと弁護士の依頼方法
しかし、証拠を集めたところでどこに相談していいか分からない……という人もいるはず。弁護士は費用が高額なイメージがありますが、実は頼れる専門機関はいくつか存在するのです。
国民生活センター(消費者ホットライン)
消費者センター、と呼ばれることもある機関。商品やサービスを販売する業者とトラブルが生じた際相談に乗ってくれます。専門家に話すだけで心が楽になることもありますから、まずはここに連絡してみましょう。
- 電話番号:188
- (込み合っている場合は平日バックアップ相談“03-3446-1623”へ)
※受付時間は各自治体をご確認ください。
警察署
次に身近な機関が警察署。然るべき返金対応に応じない業者は詐欺罪に該当する恐れもありますから、相談窓口へ電話しましょう。ただし、110番はNG。緊急性のない相談は、以下の番号をご利用ください。
- 電話番号:#9110
- ※受付時間は各自治体をご確認ください。
経済産業省消費者相談室
特定継続的役務提供(特定商取引法による販売形態)に関する相談を受け付けている機関です。基本的に電話での対応ですが、内容によっては受け付けられる他の窓口を紹介してもらえることも。
- 電話番号:03-3501-4657
- 受付時間:平日10:00~16:30
弁護士
最終手段としては、やはり弁護士や司法書士を頼るべきでしょう。もちろん近くの事務所に相談しても構いませんが、相談料だけで結構な費用がかかる場合もあるので、抵抗があれば国が運営する「法テラス」を利用するのがおすすめです。
- 電話番号:0570-078-374
- 受付時間:平日9:00~21:00/土曜9:00~17:00
また、自力で探す場合は「日本弁護士連合会(日弁連)」の公式サイトで信頼できる人物かどうか見極めるのが良いでしょう。
弁護士への依頼方法は各事務所や弁護士によるところもありますが、費用的な面で依頼が難しいのであれば「少額訴訟」を使用するのが一般的です。これは60万円以下の金銭の支払いに限って適用される簡易的な訴訟手続きで、弁護士を通さず5,000円~1万円程度で訴訟を起こすことができます。
英会話教室は費用が高額になりがちな分効果が期待できる、という部分もあるものの、やはり解約するとなれば手間がかかります。無料体験レッスンでしっかり雰囲気を確認し、良心的なスクールと出会いたいですね。
急いで英語を身につけたいのですが、どこを選んだらいいですか?
「海外で商談することになった」「数ヶ月後に海外出張が決まった」「海外赴任を命じられた」「海外で特技を発表することになった」など、急に英語力が必要になったとき、みなさんならどうしますか?
とりあえず英語を教えてくれるところへ駆け込む、というのは分かりますが、ちょっと待ってください。最近では「短期集中で学べる」英会話教室があります。とはいえ、どこを選んだら良いか分からない方も多いはず。そこでここでは、短期集中で身につく英会話教室の選び方をご紹介します。
最近話題の「コーチングスクール」ってなに?
短期間で集中的に英語を学びたい場合、最適なのが「コーチング形式」のスクール。これは簡単に言えば1人1人に専属コーチがつき、日々のスケジュールを管理して自主学習までサポートしてくれるというシステムです。
コーチングスクールのメリット
- 自分のレベルやライフスタイルに合わせて専用のスケジュールを組んでもらえる
- コーチングスクールはマンツーマンでのサポートになるので、自主学習までしっかりとスケジュールを組んでもらえます。カリキュラムも1人1人に合わせて作成されますし、通勤時間や余暇を効率よく活かしてみっちり勉強できますから、時間の無駄をなくしたい人にぴったりです。
- 短期間のため、モチベーションを維持しやすい
- 数年間毎日勉強、もしくは毎週レッスンに通う……となると気が長いですが、コーチングスクールは基本的に数か月程度の短期集中レッスンなので、やる気をそのまま継続しやすいと言われています。成果もすぐに感じられるため、どんどん勉強が楽しくなってくることでしょう。
- 覚えた英語が定着しやすい
- コーチングスクールの場合、基本的には毎日自主学習を求められます。そのため、身についた英語が定着しやすいのもメリット。英語に触れる時間が多いどころか、そのうち「今日はプライベートでは英語の方がよく使ったかも……」と思うようになるかも?
コーチングスクールのデメリット
- 費用が比較的高め
- とはいえ、コーチングスクールは費用が比較的高め。総額で言えば数十万円~と高額になりやすいので、まとまった貯蓄がない方には不向きと言えます。また、とりあえずお試しで、ということをしにくいのもデメリットですね。
- かなりの努力が求められる
- コーチングスクールはスケジュール管理まで行われるので、自由時間がかなり少なくなってしまいます。英会話に対しての熱意が強くなければ、途中で根を上げてしまう恐れもあるでしょう。
大手英会話教室にも、短期コースが存在する!
上記のようなコーチングスクールを選ばなくても、短期コースを用意している英会話教室が存在するため、現在通っている教室がある場合は検討するのもおすすめです。
大手の英会話教室なら無料体験レッスンが用意されていることも多いですし、教室の雰囲気も分かりやすいので、初めてスクールに通う方はまず大手の体験レッスンを受けてみるのが良いかもしれません。
ただ、短期集中コースは合宿形式であったり、夏季や冬季など実施期間が決まっていたりするケースもありますから、事前にサイトで確認、問い合わせなどをしておくのが安心です。
短期集中型の英会話教室選びのコツ
このように、短期集中型の英会話教室には様々な形があることが分かりました。しかし、選ぶ際にはどのようなポイントがあるのでしょうか?
高すぎor安すぎに注意
まず、料金だけを見て安易に選ぶのは危険です。「これだけ高ければ必ず効果があるだろう」「とりあえず一番安いスクールでいいか」といった選び方をしてしまうと、自分に合ったカリキュラムや上達は望めません。料金設定は明瞭か、内容に対して納得できるかはしっかり確認しましょう。
体験レッスンで講師の質やサポート体制などを確認
コーチングスクールであっても、基本的は体験レッスンが用意されています。対応してくれる講師の質はどうか(話しやすさ、指摘の的確さなど)、レッスン外でどの程度サポートしてくれるのかなどを見て、継続できそうかどうか考えましょう。
努力が求められるスクールほど、実は効果が高い傾向が
「自分が頑張らなければ結果は出ない」とハッキリ明言する英会話教室は、一見責任を放棄しているようにも思えますよね。しかし、実はこちらに努力を求めるスクールほど、確実な成果が望める可能性が高いと言われています。
一般的に英会話の習得には1,000時間以上かかるとされていますから、それをしっかり伝えた上で自主学習の必要性を唱えるスクールの方が実態を知っているということですね。逆に1日〇分で簡単、楽に習得できます、といった文句には注意してください。
料金についての質問
「英会話教室によって月謝制やポイント制など、支払い方法が違うみたいだけど?」「授業料とは違う、スクール管理費ってなんの料金?」など、初めて英会話教室に通う場合には費用面についても様々に気になりがち。
そこで今回は、英会話教室の料金に関するよくある質問を集めました。
教室によって料金システムが違うのですが、何が違うのか分かりません。
英会話教室の料金システムは、大きく分けて「契約期間払い」「ポイント制」「月謝制」の3つあるのはご存知でしょうか?
料金システムによって支払う基準が違うので、英会話スクールごとに公式サイトで書かれている金額が「ひと月ごと」なのか、「契約期間の総額」なのか、「数回分のレッスン代」なのか、正直分かりにくいですよね。
今回は、そもそも何が違うのか? も含め、料金システムの違いについて詳しく解説していきます。
契約期間払いの特徴/メリット・デメリット
まず、大手の英会話教室に多い「契約期間払い」。これは数か月~1年程度の期間でコースを区切り、期間ごとに料金を支払うというものです。年会費制もここに含まれることになりますね。一般的に期間を長く設定するほどオトクになりやすいのが特徴とされます。
契約期間払いのメリット
- 受講期間が長ければ長いほどオトクになる傾向がある
- 毎月料金を支払わなくて済む
- 有効期限を気にせず、短い期間で支払える
契約期間払いのデメリット
- 初期費用が高くなりやすい
- 中途解約がしにくい
契約期間払いの場合、一括で支払える料金が高ければ高いほど割引が大きくなる傾向があり、基本的には有効期限が存在しないのがメリット。毎月料金を支払うという手間もかからず、必要な金額も比較的分かりやすいです。
ただし、やはり初期費用が高くなりがちという点や、中途解約したくなった時「既に支払った期間分の費用は返ってくるの?」という不安を抱きやすい点などには要注意。また、たまたま忙しくて期間内に通うのが難しい際の対応についても確認しておきましょう。
チケット制・ポイント制の特徴/メリット・デメリット
英会話教室の料金の中でも、特に個性的なのがチケット制およびポイント制。これはレッスンに使用するチケットやポイントを前払いで購入し、その分だけ授業を受けられるというものです。こちらも一括購入の方がオトクになる傾向があります。
チケット制・ポイント制のメリット
- まとめ買いをすると割引が受けられる
- 受講回数で消化されるため、無駄なく使用できる
- 毎月料金を支払わなくて済む
チケット制・ポイント制のデメリット
- 有効期限が決まっており、解約時トラブルになりやすい
- 初期費用が高くなりがち
チケット制の場合、契約期間払いとの一番の違いは「有効期限があるかどうか」です。基本的にはいつまでに使用しなければならない、という期限が決まっているので、その間に使い切らなければなりません。中には期間内に使い切れなかったり、途中で解約したくなったりで未使用のチケットを巡りトラブルが起こることも……。
ただ、逆に言えば受講回数分しか消費されないため「今月は通えなかったのに費用を払わなければならなかった」なんて心配はナシ。無駄なく使えるという意味ではメリットも大きい方法です。
月謝制の特徴/メリット・デメリット
最後に月謝制ですが、これは「毎月決まったレッスン料を支払う」という方法。入会金が無料のことも多く、月々定額を支払うだけでレッスンが受けられるので、まとまった貯蓄がなく初期費用が高くなると厳しい、という方におすすめです。
月謝制のメリット
- 初期費用が少なくて済む
- 中途解約する際にもトラブルが起こりにくい
- 全体の費用を把握しやすい
月謝制のデメリット
- 固定制の場合が多く、通えなかった月も支払い義務が生じる
- 大幅な割引は受けられない
月謝制は何と言っても「初期費用がかからない」のがメリット。受講し始めた月から定められた月謝(スクールによっては+入会金と諸経費)を支払えばローンを組む必要もありませんから、学生さんや新社会人の方など費用面で不安がある場合でも安心です。
また、前払いの金額が少ないので、解約時のトラブルも起こりにくいと言われています。ただし、固定制(毎週レッスンの曜日や時間が決まっている)のケースが多く、あまり大幅な割引が受けられない点には注意しましょう。
このように、英会話教室の支払い方法にはそれぞれ様々な利点と注意点が存在します。月々数千円から総額数十万円までと費用にはかなり幅があるため、予算や貯蓄などを踏まえつつ、自分にとって一番支払いやすい料金体系を探してくださいね。
スクール管理費とはなんの料金のことですか?
英会話教室にかかる費用といえば、入学金と受講料、教材費ではないでしょうか?しかし、スクールによっては「月々、管理費がかかる」という場合もあります。
しかし、このスクール管理費とは一体なんの費用なのでしょうか? そこでここでは、管理費について調べたことを詳しくまとめました。
管理費とは?
そもそも管理費とは何か? というと「英会話教室が生徒の進捗を管理したり、受講生側がスクールの管理しているシステムを利用したりするための費用」です。
つまり、簡単に言えば「システム利用料」ということですね。これはスクールによって別途請求される場合とそうでない場合がありますが、多くは月謝や授業料などに含まれているようです。
スクール管理費の相場
スクール管理費の相場は、大体「月額数百円~2,000円」程度と言われています。
こうして見ると大したことがないようにも思えますが「月額」と考えると年間数千円~2万円前後となりますから、全体の費用を考える上で押さえておいた方が良いでしょう。
英会話教室の規模によって、管理費の扱いも違う?
スクール管理費はシステムを管理するための料金なので、英会話教室が大規模であればあるほど高くなるのでは? と思う方も多いでしょう。実はその通りで、管理費に関しては大手の英会話教室より個人の英会話教室の方が安い傾向があります。
しかし、スクール管理費は全体の費用からすれば微々たるもの。もちろんポイントのひとつではありますが、大事なのは通いやすさや上達が見込めるかどうかですから、その点を踏まえしっかり見極めてくださいね。
スクール全般についての質問
昨今では、社会人になってから改めて英会話の必要性を知り、教室を調べ始める人も多いよう。ですが、実際リサーチしてみると、様々な疑問が湧きがちです。
そこで今回は「英会話教室はどのくらい通えばいいの?」「予約制と固定制ってなんのコト?」「一般教育訓練給付制度とは?」など、英会話教室全般に関するよくある質問を集めました。
どのくらい通えば上達しますか?
日本人が英語を習得するためには、どのくらい英会話教室へ通えばいいのでしょうか? 英会話スクールは継続するのが大事だと言われていますが、通った分だけお金もかかるので、悩みどころですよね。
そこでここでは、日本人が英語を習得するためにかかる時間や効率良く勉強するための秘訣をご紹介します。
意外と長い?英語習得に必要な学習時間
何をもって「習得した」と言えるのかは人それぞれかもしれませんが、ここでは「英語をネイティブレベルで使いこなせるようになるまでの時間」を目安としてご紹介したいと思います。
アメリカ人が日本語を習得するまでの時間は2,200時間必要
結論から言えば、日本人が英語を習得するまでに必要な勉強時間は2,200時間程度とされています。これはFISという米国国務省のエリート養成機関が発表した「アメリカ人が日本語を習得するまでの時間」を参考に導き出されたものです。
英語と日本語はそもそも文法がまるで異なるので、アメリカ人と日本人がお互いの言語を習得するのはかなり難しいと言われていますよね。難易度が同レベルと考えれば、逆の立場になっても必要な勉強時間は同じ、と思って良いでしょう。
社会人の場合は1,000時間程度でいいという声も
ただし、日本人の場合は学生時代に英語という科目が存在します。この授業時間を合算すると、中高でおよそ790時間。つまり、授業を真面目に聞いていれば800時間近くは勉強したということになるわけです。
自宅学習も含めれば、1,000時間程度はやっているかもしれませんね。そのため、社会人の英語習得に必要な時間は少なくとも1,200時間ほどと言えるでしょう。だから「英語習得に必要な時間は1,000時間」という説も唱えられているのではないでしょうか。
とは言っても「学生時代の内容なんて覚えてない」「英語は赤点ばかりだったし……」という方も多いはず。そういった方は基礎からの学習となりますから、大学受験までは英語をみっちりやった、という人よりは長期的なレッスンが必要です。
長期的な学習が効果的!2年は毎日勉強を継続したい
では、英会話教室に週1回、60分のレッスンを予約するとします。その場合、どの程度の年数通わなければならないのでしょうか?
例えば1,000時間英語を勉強する場合、その計算だと何と20年近くもかかってしまいます。
一般的な英会話教室は1回あたり40分~50分のレッスンのところが多いですから、そうなると20年以上かかる恐れも。つまり、本来社会人が英語を習得しようと思ったら「毎日勉強」する必要があるのです。
1,000時間を目標に毎日勉強すれば、1日1.5時間×2年程度で習得できることになります。2,000時間の場合は1日3時間、それだと続かないから……と思うなら1.5時間を4年継続すると良いでしょう。
このように、本気の英語学習には膨大な時間と根気が求められます。最低でも2年は毎日勉強を継続し、自主学習を習慣づけたいですね。
英会話教室の効果を10倍引き出す勉強法
英会話教室は1レッスンごとにお金がかかりますし、毎日通える教室は稀なので、英語習得を目指すなら「自主学習」が必要不可欠であることは分かりますよね。
中には「じゃあ教室に通わず、はじめから独学でやった方がコスパはいいのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、英会話教室は特に基礎から英語学習を始めたい方にとって非常に有意義な場所ですから、効率的に学ぶなら英会話教室と自主学習を並行するのがおすすめです。
ポイント1英会話教室は「アウトプットの場」だと考える
英会話教室を「学校のように単語や文法を教えてくれる場所」だと捉えている人は多いでしょうが、実はその認識でレッスンを受け続けても、英語力は培われにくいと言われています。
英会話教室は、先生や他の生徒さんなど様々な人と英語でコミュニケーションが取れる貴重な環境。むしろ「アウトプットやトレーニングをするための場」と考えて、自主学習に力を入れると良いでしょう。
ポイント2自宅では単語や文法を中心的に学ぶ
自宅は上記のように他者と英語でコミュニケーションを取ることができない反面、「誰に見られることもなく集中できる」というメリットが。そのため、単語を覚えたり文法を学んだりするのに向いています。
英会話教室では上手く話せない、グループレッスンで物おじしてしまうという方もいますが、理由のひとつはやはり「単語やフレーズが分からない」ことですから、テキストや参考書などである程度力をつけておくのがおすすめです。
ポイント3オンラインレッスンを活かす
スクールによっては、自宅学習用のオンラインレッスンやツールなどが用意されていることもあります。仕事が忙しくて机に向かう時間が取れない、教科書相手ではやる気が起きないという方は、そういったサービスが存在する英会話教室を選ぶのもひとつの方法です。
ポイント4英語で日記や作文を書いてみる
一般的な社会人にとって、英語で文章を書く、という機会はなかなかないものです。特に英語初心者の方は、喋りは単語を並べることで何とかなっても、きちんとした文法が分からないというケースが多いのではないでしょうか。
いずれは英語でプレゼン資料や手紙を書きたい、という目標がある場合は、英語で日記や作文を書くという習慣をつけると良いかもしれません。スクールによっては、別途費用を支払えば添削してくれるサービスもありますよ。
予約制と固定制とはなんですか?
英会話教室に通うとなった時、悩みがちなのが「いつ通うか?」ということ。この日は週の中でも残業がないから仕事帰りに行ける、と決まっている場合は良いですが、その都度予定が変わるという人も多いですよね。逆に毎回の予約が面倒、という方もいると思います。
そんな時、注目したいのが「固定制」か「予約制」か。実はコースによっては、毎回予約が必要ないこともあるのです。初めてスクールへ通う人にとっては、目新しい言葉ではないでしょうか? そこでここでは、「固定制」「予約制」の特徴とメリットやデメリットをご紹介します。
固定制の特徴&メリット・デメリット
英会話教室の固定制とは、レッスンのスケジュールが「毎週何曜日の何時から」と決まっていることを言います。講師も基本的には担任制のように同じ人が担当することが多く、回数を追うごとに慣れが出やすいのが特徴です。
メリット
- 習慣になりやすい
- 仕事と同じく、人間は「何日の何時からこれをやる」と決まっているとルーティーン化しやすいもの。そのため、固定制の方がレッスンを習慣づけやすいというメリットがあります。レッスンの前日に復習する、その日に予習するなど、自主学習も習慣化するとより効果的です。
- 必ず希望のレッスンが受けられる
- 予約制の場合は人気の先生が空いていなかったり、そもそも予約が取りにくかったりしがちですが、固定制の場合は講師やレッスン内容が決まっているため、必ず希望のレッスンを受けることができます。
デメリット
- 仕事や予定が不規則な人には不向き
- 逆に固定制の場合、仕事の忙しさや帰宅時間が日によって変わる人や、交友関係が広く急な予定が入りやすい人などには不向きと言えるでしょう。スクールによっては別日に振替もきかない恐れがあるため、事前確認が必要です。
予約制の特徴&メリット・デメリット
英会話教室の予約制は、都合の良い日に予約を入れることでレッスンを受けられるシステムのことを言います。コーチング制でない限り講師は毎回違うこともあり、柔軟性に富んでいるのが特徴です。
メリット
- 講師や講座内容など、様々な形式がある
- 一般的に予約制の方が、固定制よりバリエーション豊かな傾向があります。講師やレッスンを自由に選択できたり、興味がある講座をその都度受けられたりもしますので、好奇心旺盛な方、なるべく多くのネイティブ講師や仲間たちとコミュニケーションを取りたい方にはおすすめです。
- 自分の都合に合わせられる
- 固定制の場合、その日に行けないとキャンセルの予約をせねばならず、罪悪感が募ることも。しかし、予約制なら自分の都合に合わせてレッスンを入れられますから、特に直前予約OKのスクールの場合、キャンセルの必要もなく急な予定に対応しやすいのがメリットと言えるでしょう。
デメリット
- 希望のレッスンを受けられないことも
- 予約制の英会話教室は、人気の講師や講座などの場合はもちろん、直前だと予約が取りにくいことも多いです。そのため、今日は行ける!と思って予約を入れようとしても「今日は空きがありません」と断られることも。また、ストイックに勉強したい方は、スケジュールが思い通りにいかずジレンマを感じる恐れもあります。
固定制なら「振替制度」ありのスクールがおすすめ!
固定制、予約制それぞれのメリットやデメリットに関しては上記の通りですが、ポイントとしては「予約制は予約が取りにくいこともあるので、受講期限に注意」ということや「固定制の場合は振替を利用できるスクールを選ぶこと」が挙げられるでしょう。
予約制は有効期限に注意
英会話教室によっては、受講料の支払いがポイント制のこともあります。この場合「有効期限」が決まっているケースが多く、自分が受けたい講師やレッスンの空きを待っているといつの間にかそれが切れてしまう恐れが。
予約制を選択する時は、スクールがポイント制か、受講期限が定められていないかなどをしっかり確認しましょう。忙しいからこそ短期間で英語を上達させたい方は、プライベートの時間まで無駄なく管理してくれるコーチング形式のスクールもおすすめです。
固定制は振替制度を利用して
固定制の場合、万が一キャンセルしなければならない場合に振替制度が利用できるかどうかがカギ。他の曜日や時間に変更できるスクールかどうか、事前にきちんと確認しておきましょう。
また、スクールによっては月のキャンセル回数上限が決まっていることもあります。せっかく支払った受講料を無駄にしないためにも、スケジュールを合わせにくい方は予約制を検討するのがおすすめと言えるでしょう。
一般教育訓練給付制度とはなんですか?
英会話教室によっては「一般教育訓練給付制度」を利用できる講座を用意しているところがあります。しかし、そもそも「一般教育訓練給付制度」ってなんでしょうか?
何らかの費用を負担してもらえる、ということは分かりますが、その条件や詳細についてはイマイチ掴みにくいですよね。そこでここでは一般教育訓練給付制度について詳しく解説していきます。
教育訓練給付制度とは?
教育訓練給付制度とは、取得したい資格がある人に国が専門学校費用の一部を補助してくれるというシステムです。
雇用の安定、および再就職の促進を測るのが目的とされており、代表的な資格としては行政書士や司法書士、税理士、医療事務、保育士、運転免許、調理師などが挙げられます。
また、TOEICも適用資格に含まれていますから、英会話教室やコースによっては利用できることも。気になっているスクールがあれば、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
限度額は「10万円」。ただし、これはあくまでも上限であるため、基本的には「専門学校に支払った入学金+受講料(最大1年分)の20%に相当する金額」と覚えておいてください。
- 受験料や講座に必須とされていない教材費、補講費用、交通費は対象外
- 教育訓練給付金の申請時点でまだ支払いを終えていなかった入学金や受講料についても適用不可
- 4,000円~10万円の範囲で支払われ、4,000円以下の場合は申請不可
- 勤務先からの受験に関する手当、専門学校からの還付額などは差し引く
その他にも上記のような注意点があるため、しっかり確認したいですね。
利用資格・必要な条件は?
しかし、教育訓練給付制度は日本国籍をもつ人なら誰でも利用できるというわけではありません。利用資格や条件が明確に定められているので、以下をご参照ください。
利用資格
教育訓練給付制度の利用資格としては「現在雇用保険に加入している」、あるいは「過去に雇用保険に加入していた」人となります。つまり、自営業(フリーランス含む)や公務員の方は残念ながら申請ができません。
過去に雇用保険に加入していた方の場合、退職の翌月以降に希望する講座の受講開始まで1年以内、かつ前回教育訓練給付制度を受けたのが3年以上前であり、雇用保険に通算3年以上加入している(初めて受給するのであれば1年以上でOK)など細かい条件に当てはまっていなければなりませんから、不安な方は厚生労働省公式ホームページから問い合わせてみるのが確実です。
給付を受けるまでの流れ
では、英会話教室へ入会することを前提として、教育訓練給付制度を受けるまでの大まかな流れをご説明しましょう。
- 1.ハローワークと英会話教室両方に確認を取る
- まず、英会話教室に「この講座は教育訓練給付制度を受けられますか?」と確認します。同時にハローワークにも教育訓練給付制度の要件を満たす講座か」を尋ねておくと安心です。あとは身分証を持参し、英会話教室に従って書類に記入しましょう。
ただし、教育訓練給付制度が適用される英会話資格には「英検2級以下・TOEIC 650点未満・TOEFL iBT79点未満・国連英検C級以下」は含まれないとされているので、あくまでも上位資格を取得する際に申請できるものと覚えておいてください。
また、当然ながら日常英会話やビジネス英会話など、資格取得を目的としないコースの学費が補助されることはありません。一般的には3か月間、90日間など、期間が決められた短期集中コースに適用されることが多いようです。 - 2.対象コースを受講、修了する
- 次に、指定の講座を受講し修了します。途中で挫折してしまった場合は申請ができないため、注意しましょう。また、通常は「出席率80%以上&修了試験正答率60%以上(通学の場合)」や「添削答案提出率80%以上&修了試験正答率60%以上(通信の場合)」など、要件を満たさなければ申請不可となることもあるようですから、その点も気を付けておきたいですね。
- 3.ハローワークへ申請、受給
- 英会話教室に「教育訓練修了証明書」をもらい、その他の書類を揃えて申請を行います。修了の翌日から1か月以内となっているので、急いで準備してください。必要書類に関しては以下の通りです。
必要書類一覧
- 教育訓練修了証明書
- 教育訓練給付金支給申請書
- 領収書、あるいはクレジット契約証明書orクレジット伝票
- 雇用保険被保険者証or雇用保険受給資格者証
- 本人確認書類(運転免許証や保険証など。写真付きが確実)
- マイナンバーカードor通知カード
- キャッシュカードor通帳
- 教育訓練経費等確認書(ハローワークで受け取り、記入)
ハローワークから「教育訓練給付金(一般教育訓練)支給・不支給決定通知書」が届いたら、晴れて3週間以内に入金されるそう。手間はかかりますが、英会話教室、特に短期集中コースは高額になりがちなため、ぜひ検討してみてくださいね。
最後に、注意点として「不正受給した場合、3倍の額を返還しなければならない」という決まりがあります。もちろん普通は心配ないでしょうが、コースを修了できなかったのにダメ元で申請する、というようなことを行うと大きなしっぺ返しが来てしまいますから、絶対にやめましょう。
英語を話そうとすると緊張してしまい、言葉に詰まってしまいます。対処法を教えてください。
いざ英語を話そうと思うと、緊張してしまい言葉に詰まってしまったという経験はありませんか? 実はこれ、誰にでもあることなんです。しかし、なぜ緊張するのでしょうか?
そこで今回は、外国人に話しかけられたときに、緊張せずに話せる裏技をご紹介。なぜ緊張するのか、その原因も暴いていきましょう。
プライドが邪魔をする?話せない3つの原因
せっかく英会話教室に入ったのに、グループレッスンはもちろんマンツーマンレッスンでも緊張して上手く喋れない……一体なぜそうなってしまうのか?というと、原因は3つ考えられます。
相手の言っている内容が聞き取れない
まず、特にネイティブ講師や外国人相手の場合「相手の言っている内容が聞き取れない」ことが挙げられます。日本語ならこれまで培った知識や慣れがあるので、多少聞き取れなくても何となくこういう意味かな? と理解できますよね。
しかし、英語の発音は日本語とは全く違いますし、覚えている単語やフレーズの量が少ないと何と言っているのか把握しづらいのです。特に日本人は「分かったフリをして聞き流す」ことが多い傾向にあると言われていますから、伝わっていない時は必ず復習し、リスニング力を鍛えましょう。
自信のなさ、恥ずかしさ
ある程度単語やフレーズを覚えた後も、どうしても言葉に詰まってしまう……という場合、それは「恥ずかしさ」や「不安」が関係しているかもしれません。自分の発音で通じるだろうか? 何を話せば盛り上がるだろう? と、考えすぎて上手くいかないのですね。
特に学生時代に発音が良すぎる、逆に呑み込みが遅すぎるなど目立つ存在として周囲からからかわれた経験がある人は、またあんなことになりたくない……と物怖じしてしまう傾向が。空気を読むのは美徳でもありますが、それで上達のチャンスを逃すのは本末転倒ですから、間違いでも良いのでぜひ積極的にアウトプットを行いましょう。
ミスを恐れている(完璧を目指しすぎ)
必要以上にミスを恐れる、というのも、日本人にありがちだと言われています。「完璧に習得していなければ話せるとは言えない」という強迫観念から、英語を話すことを躊躇ってしまうのですね。
どうすればいい?緊張せずに英語を喋るための対策法
では、緊張せずに英語を話せるようになるのは一体どのような対策を行えば良いのでしょうか?
その1アウトプットの機会を増やして場に慣れる
英会話に限らず、コミュニケーションは難しいもの。例えば営業職や接客業など人と接する仕事に就いている方も、最初は緊張して話しにくかったのではないでしょうか? しかし、回数を重ねるごとに人は慣れてゆくものです。
英会話も同じことで、レッスンやアウトプットの機会を増やせば増やすほど場慣れして喋りやすくなると言われています。
その2事前に使用頻度が高いフレーズを覚えておく
学生時代に学んだ英文はある程度頭に入っている、という人でも、実際口に出すと意外と上手く言葉を紡げないものです。そのため、使用頻度が高そうなフレーズ(5W1Hや自己紹介文など)をあらかじめ覚えておき、何度も練習しておくのがポイントと言えるでしょう。
その3結論→理由→結論の順で話す
これは日本のビジネスの世界においても重要視されていることですが、自分の考えていることを相手に簡潔に伝えるためには「結論から話す」ことが重要。そこから理由を説明、という流れの方が一文は短くなるので長文を駆使しなくて済みますし、相手の興味を惹きやすいのがメリットです。
その4聞き取れない時は素直に聞く
最初のうちはリスニングが苦手に感じやすいため、相手の言っていることが聞き取れない時は素直に“What did you say?”や“Pardon?”など「もう一度言ってください」と聞きましょう。ボディランゲージを交えると、英語が苦手でも意味が伝わりやすいはずです。
その5自信をもつ手段として、お酒やアプリなどのアイテムに頼る
これは英会話教室では使えない手ですが、カフェやバーなどで出会った外国人と話す場合、最終手段として翻訳アプリでお互いの言語を訳しながら話す、お酒を飲んで自信をつけるといった手もあります。
まずは戸惑わず積極的に外国人とコミュニケーションを取れるようになる、というのが大事ですから、お酒でテンションを上げるのもある程度有効な手段です。ただし、飲みすぎには注意! 酔っ払いと見なされると逆にドン引きされる恐れがありますので、充分注意しましょう。